現在、不動の理論とされる特殊相対性理論、この理論さえ観測者本人は変化せず、周り(相手他)が変化する。しかし、惑星運動だけでなく、体内にもケプラー運動が存在すれば話は変わる。
ケプラー運動にはもともと特殊相対性理論に類似する数式が数多くみられる。そこに生まれたモデルが「光速渦」である。
基本の円運動の回転速度を光速とすると、これを加速したとき楕円変形するがその加速分の対光速速度と楕円の離心率は一致する。さらに、その周期を求めると、基本円の光速渦の γ (=1/√1-e2) となり特殊相対性理論の時間の延びを、簡単に説明する。
なお、他の一方が相対的に見えるのは、自然界がローレンツ座標を選択しているからであり、このことは力の伝達速度が光速ならば、「力線空間」というモデルから簡単に導かれる。
”特殊相対性”は見掛け上起きているのであり、ここに双子のパラドックスは現れない。また、同じ時間内に把握できる空間の最大範囲を「把握空間」としてモデル化できるが、このとき「把握空間」と「力線空間」(含む光速渦)は加速に対しまったくの相似変形を行うので観測者の時間、空間単位と、時間幅、空間の長さはすべての方向に同率で変化する。これが、”光速の不変性”を、見掛け上引き起こしている理由である。
その他、質量増加や、エネルギーも含め特殊相対論的諸現象のすべては、ケプラー型のニュートン力学の範疇で説明される。